堆積学に関する書籍

堆積学に興味を持つうえで参考になる書籍の紹介

一口に堆積学と言っても古今国内外で様々な書籍が出ているが、その中でも参考となりそうなものをいくつか紹介させていただこう。

堆積物と堆積岩 (フィールドジオロジー)

野外地質学を解説したシリーズの一冊で、堆積過程や堆積物からその変動を検証するための手法が解説されている。

砕屑性堆積物を形作る砕屑粒子の仕組みや堆積過程、炭酸塩岩と珪質岩が形成される過程の概観や、砕屑性堆積岩と炭酸塩岩の検証方法などについて触れられている。


地球のテクトニクスI 堆積学・変動地形学 (現代地球科学入門シリーズ 9)

太陽エネルギーや地球エネルギーといった作用による、堆積粒子が地形形成の元となるメカニズムなどについて触れられた専門書。

著者は理学博士で堆積学を専門とする箕浦幸治氏と、自然地理学を専門とする東京大学大学院准教授である池田安隆氏の共著となっている。


堆積学―新しい地球科学の成立

地質科学の基礎として誕生した堆積学の歴史について、その発展の過程をなぞりながら学問体系を理解できる一冊である。

著者の岡田博有氏は九州大・静岡大などの理学部教授を経て応用地質株式会社顧問を勤めるなど。元日本地質学会会長・元堆積学研究会代表としても有名。


堆積学辞典

まさに堆積学における基本から専門用語まで、全4100項目についてまとめられた定番の辞書である。

解説は堆積学専門の研究者ら180によってまとめられ、学問として学ぶ上で必携の一冊となっている。


学びなおすと地学はおもしろい

堆積学より範囲の広い地学をテーマとしているため、堆積に限定した内容ではないが、その分関連した広い分野の概念まで説明されている。

災害や環境変化によってもたらされる影響から、身近な環境問題までわかりやすく、かつ部分的には突っ込んだ専門的な解説もなされており、広義で学ぶのには適した一冊である。


川・石ころの大研究 (日本列島 大地まるごと大研究)

基本的には海や川などにみられる石を題材にしていて、それらの起源について説明がなされている。

そのため堆積学とはやや異なるのだが、小中学生にも理解できるレベルの易しい内容となっており、基礎の一部を気軽に触れられる一冊である。



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